医療技術業界では、高品質インプラントのカスタマイズ型連続生産が積層造形の主な用途になっています。一人一人の患者に合わせたソリューションを提供するには、インプラントが早めに手術室に届くことが極めて重要になります。原則的に、コンピュータ断層撮影 (CTスキャン) によるデータ生成、3Dプリントと後処理を含む製造プロセスは、全体で最大1週間かかります。納期は、TruPrint 2000で2台目のレーザーを使用することで、更に短縮可能です。マルチレーザーオプションを使用すれば生産性が向上し、それに伴って部品当たりのコスト低下も可能になります。医療技術製品、特に危険等級3の製品の製造では、機器の適格性評価とプロセスの認証が必要ですが、 TRUMPFでは拡張型サービスを提供して、機器適格性評価とプロセスバリデーションに沿った生産環境の認証取得でお客様をサポートしています。また更に、プロセス並びに粉末と部品の品質の把握に貢献する、最先端のプロセス監視ソリューションと考え抜かれた粉末ハンドリング/処理コンセプトも採用されています。
患者一人一人に合わせた顔面/頭蓋骨領域のインプラントの積層造形
CMFインプラント | Ti6Al4V ELI | TruPrint 2000
一人一人の患者に合わせたソリューション (IPS) は多くの場合、腫瘍に罹った患者、先天性奇形を持つ患者、そして外傷や萎縮症が原因で引き起こされた後天性奇形を持つ患者に大きく役立っています。その分野で積層造形法が導入されたことで、ロット数が1であっても、高品質のインプラントを適度なコストで製造して素早く提供することが可能になっており、患者に最適な部品を確実に届けられるようになっています。また、インプラントは患者の人体データに基づいているため、患者が快復するスピードが高まり、必要な外科手術の数が大幅に減少します。多くの場合には、手術直後に負荷をかけることさえも可能です。
高い経済性
医療インプラントのロット数1での製造が高いコスト効率で実現します。TruPrint機械と装置では、医療インプラントの単品生産を大量生産にまで拡張することが可能です。
デザイン自由度の向上
患者の人体に合わせて個別にパーツ設計できる点がメリットになります。それと同時に、インプラントに格子状や多孔性の構造を組み込むことが可能であるため、液体と熱の出入りが向上します。
外科手術の減少
積層造形では、骨拡大なしで患者の人体を復元することができます。これは外科手術が減り、患者に掛かる負担も軽くなることを意味します。
素早く提供可能
カスタマイズ品を問い合わせに応じて短期間内に製造して、早めに手術用に提供することができます。
口腔顎顔面外科での患者一人一人に合わせたインプラントの例
レーザーメタルフュージョンによるCMFインプラントの製造
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部品の詳細データ
- 部品寸法: 顎インプラント: 176 mm x 94 mm x 135 mm、補綴前インプラント: 55 mm x 55 mm x 55 mm、眼窩インプラント: 41 mm x 18 mm x 34 mm
- 製造所要時間合計 (全部品 / 基板プレート): 29時間 (マルチレーザー)、44時間 (シングルレーザー)
- 積層ピッチ: 30 µm
- 積層数: 4677
- 重量: 顎インプラント: 113 g、補綴前インプラント: 10 g、眼窩インプラント: 1 g
- 体積: 顎インプラント: 25.5 cm³、補綴前インプラント: 2.3 cm³、眼窩インプラント: 0.3 cm³
- お客様: KARL LEIBINGER MEDIZINTECHNIK、KLS Martin Group所属企業
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