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2Dレーザ切断機

TruLaser 8000 Coil Edition

連続生産に適した高い生産性と優秀な部品コストパフォーマンス

連続生産に適した高い生産性と優秀な部品コストパフォーマンス

連続生産の多種多様な対応は、少量でも大量でも、多くのお客様が直面する課題です。高い生産性と柔軟性を誇るTRUMPFのTruLaser 8000 Coil Editionレーザブランキングシステムは、この問題の解決に役立つうってつけの装置です。板金加工業者が連続生産する場合、たいていはプレスラインを使用して板金加工を行いますが、新しい製品タイプが追加される度に、高価な曲げツールを時間をかけて製造することが必要になります。こうしたツールではなくレーザを使用して直接コイルから柔軟に加工することで、時間、材料、コストが節約されます。さらに、コイルからのレーザ切断は、従来の方法によるシートのレーザ切断と比べて、コストと効率の面でメリットが大きいという特長があります。

ARKUの精密レベラーを備え、ARKUコイルラインと実績のあるTRUMPF品質が組み合わさることで、お客様に多くのメリットのある高度自動化されたターンキー式システムソリューションが実現します。SIEMENSと共同で、コイル巻き戻しから、レベリング、レーザ切断、完全統合型のロボットによる部品取り出しまでを行う革新的なコントローラーが開発されました。ロボットによる取り出しを含むシステム全体のプログラミングは、TruTops Boostを使用して行います。

材料コスト削減

各シートは、1つのコイルから出来ています。メリットは購買価格。コイルは、シート製品と比べて大幅に安くすむのが特長です。

端材削減

連続ネスティングにより、最適な材料使用率を実現し、端材や部品コストを大幅に削減します。

サイクル時間の短縮

サイクルは10秒以内。その非常に短い中で、新しい材料がコンベアでマシンに供給され、切断部品がアンロード位置に送られ、さらにはスクラップが同時に処理されます。

完全自動型製品排出

ロボットとグリッパシステムが一体化することで、アンローディングにかかる時間を大幅に短縮し、より柔軟な部品の取り出しを可能にしました。

この動画では、パレットチェンジャーを搭載したTruLaser 5030と、コイルローディングを搭載したTruLaser 8000 Coil Editionを比較しています。また、ロボットによる自動アンロードや、マシンのメリットも紹介しています。
自動化機能により、コイル交換にかかる時間の短縮を可能にしています。残材の加工中に、コイル交換のパラレルプロダクションも行います。
アンコイラー

短いセットアップ時間と高い稼働率により、システム全体の寿命を通して高い費用対効果を得られます。コンパクトな設計、高い速度・加工安全性、コイルの短い交換時間がこのシステムの優れた特長です。装填可能なコイルサイズは標準で最大25 t、最大2150 mm幅です。アンコイラー

精密レベラー

ARKUの精密レベラーでは良好なレベリング仕上がりが常に得られるため、安定したレーザ切断が実現します。ロールのレベラーで、交互に曲げ加工することで、コイル材は平坦な、応力の少ない状態になります。その結果、製品を確実に切断してスクラップスケルトンから取り出せるようになります。加工はスチール、ステンレス、アルミニウムに対応し、より高強度の鋼材も加工できます。

フィーダー

フィーダーは、レーザ切断セルに材料を供給すると同時に、切断プロセスを材料供給から分離する役目を果たします。精密レベラーでのコイル材速度は最小限に抑えられますが、停止することは絶対にありません。それにより、レベラーによる跡など、コイル材の表面に傷がつくリスクが防止されます。フィーダー内蔵のローラーにより、コイル材は高速でレーザ切断セルに送られます。

TruDiskを装備したTruLaser切断セル、コンベアベルトも搭載

レーザブランキングシステムの中核を成す装置は、高い実績を幾度となく示しているTruLaser切断マシンです。コイル材はマシン内をまっすぐに搬送されるようになっており、従来のレーザ切断システムと比較すると運転休止時間を大幅に短縮できるのが特長です。これを可能にしているのは、TRUMPFが新開発したサポートバーベルトです。新しい材料が搬送されてくる間に加工済みの材料が移動し、同時に、細断されたスクラップスケルトンがスクラップコンベアを介して排出されます。これにより、システム全体の生産性が何倍にも高まります。

ロボットによる自動アンローディング

1台または2台のロボットにより、パラレルプロダクションのアンローディングと繰り返し精度でのスタッキングが可能です。ロボットのキネマティックを制御アーキテクチャに完全に統合することで、ロボットごとのプログラミング知識が要りません。TruTops Boostのプログラミング時にすでに、切断パーツのネスティングも、ロボットによるアンローディングも、パレタイジングも設定が済んでいます。

残材処理

切断プロセスのうちに、スクラップスケルトンで切り離し切断が少し行われます。そうすることで、搬送中にスクラップスケルトンが小さい部分に分かれ、高いコスト効率で処理できるようになります。スクラップコンベアベルトは必要に応じてマシンから3方向に搬送可能であり、真っ直ぐに、横搬送ベルトを経由して左に、またはそこから右に搬出することができます。そのため、残材搬出をユーザーの残材ロジスティクスに統合することが可能になっています。

レーザカッティングによるBピラー

自動車 Bピラー

TRUMPFのレーザブランキングシステムは、アルミニウム製やスチール製の熱間成形Bピラーの生産で強みを発揮しています。

自動車 ドアリング

TruLaser 8000 Coil Editionは、自動車産業のアルミニウム製やスチール製のドアリングの生産に適しています。

自動車 バッテリートレイ

自動車分野ではバッテリートレイの生産にも、レーザブランキングシステムの使用が適しています。

TruLaser 8000 Coil Edition
レーザ切断セル  
X軸 4000 mm
Y軸 2500 mm
Z軸 116 mm
コイルシステム  
コイル外径 から 800 mm bis 2000 mm
コイル内径 508 mm / 610 mm
ロボットアンローディング  
軸数 6
最大耐荷重 220 kg
最大水平リーチ 2701 mm
繰り返し精度 0.08 mm
グリッパシステム交換  
サクションカップ 数 48
最小部品サイズ 300 mm x 200 mm
最大パーツサイズ 2500 mm x 1250 mm
最大パーツ重量 100 kg

品質

ブラッシングステーション

ブラッシングステーションにより、スキッドのスラグ付着を継続的に除去して、マシンのダウンタイムを最小限に抑えます。

PierceLine

PierceLineはピアシング工程の監視および制御を行います。この機能は材料とマシンの両方を保護し、パーツ品質を向上させ、ピアシング時間を最大80 %まで短縮します。

生産性

アンコイラーは最大25 tの可搬能力

アンコイラーの可搬能力を25 tにすることで、コイルの交換回数を減らし、生産性を高めることができます。

2台目のアンローディングロボット

ロボットを追加することにより、材料の流れの柔軟性を高め、アンローディングにかかる時間を大幅に短縮できます。

クロップシヤー

クロップシヤーは、汚れの多いコイルの初巻き分の廃棄を簡素化し、コイルの巻き戻しの必要なく、コイルの交換を可能にします。

最大2150 mmのコイル幅

コイル幅が大きいので、サイズの大きな部品でも効率よくネスティングできます。

残材処理

細断された残材は、スクラップコンベアで効率よくコンテナに送られます。システムが残材ロジスティクスに柔軟に対応します。

ストッカー接続

ストレージシステムを使うことで、部品を自動保管できるというメリットがあります。切断パーツは、後で自動曲げ加工マシンなどの生産プロセスに送るためなどで、自動的にストレージシステムに戻されます。

自動ノズルチェンジャー

自動ノズルチェンジャは、プログラム制御を行い、正しいノズルを配置します。また、摩耗したノズルは自動交換できます。

加工安全性およびオペレータサポート

衝突保護

切断ヘッドの衝突保護は最高の加工安全性を保証します。機械の可用性の向上により短い運転休止時間を活用することができます。衝突が生じた場合は、切断ヘッドの損傷が回避されます。

保護ガラスのオンライン状態確認

清潔な保護ガラスは、長期にわたり高い切断品質を維持します。保護ガラスの消耗状態はセンサーによって常に監視されているため、保護ガラスの交換が必要になると通知されます。清掃および交換は必要な場合のみ行われるため、コストを削減できます。

AdjustLine

AjustLineでは、様々な材質の材料に合わせて切断プロセスを容易にカスタマイズすることができます。この機能は、特に低品質な材料加工時の安定性を向上させます。つまり、材料コストを低く保ったまま、粗悪品も減少させることができるということです。オペレータはAjustLineをいつでもオンまたはオフにすることができます。その際プログラミングは不要です。

MobileControl App

MobileControl Appは、標準操作パネルのユーザーインターフェースをお使いのタブレットのタッチスクリーンに転送するため、いつでも簡単かつフレキシブルにマシンの操作や制御を行うことができます。マシンを使う作業環境でほかの場所にいながらアプリでマシンの情報を呼び出したり、プログラムの交換を行ったりすることができます。

Dot Matrix Code

Dot Matrix Code機能では、標準化された産業コードを迅速にマーキングすることが可能になります。レーザ平床式機械は、数秒以内に点状の2Dコード (DataMatrix) をパーツに記します。このコードにはプロセスチェーンの情報が含まれています。このコードは後続のマシンで適切なプログラムを呼び出すために使用されます。

Touchpoint HMI

何度も表彰を受けているユーザーインターフェースにより、極めて簡単なマシンの操作が実現します。業務の処理速度が一段と高まります。大型タッチディスプレイで、新機能を直感的に学習することができます。

フレキシビリティー

EdgeLine Bevel

EdgeLine Bevel機能が拡大し、今後は面取り部と皿穴の切断のほか、曲げ加工を直にレーザ切断機で行えるようになりました。その結果、追加のプロセスステップにかかる手間が軽減され、材料で鋭く尖ったエッジが防止されます。簡単かつ迅速にプログラミングできるEdgeLine Bevelは、さまざまなアプリケーションに対応可能です。具体的に言うと、さまざまな角度の面取り部やいろいろなサイズの皿穴を加工することができます。また、曲げ加工でコンポーネントの見た目が良くなり、切り傷を負うリスクが低下します。

TruTops Boost

レーザマシンを、オールインワン3DソリューションであるTruTops Boostでインテリジェントに設計し、プログラミングすることができます。多数の自動機構により時間のかかるルーティン作業が不要になります。それに加えて、全生産ジョブとジョブに基づいた作業を常に把握することができます。

国によっては、この製品ラインナップと製品情報が異なる場合があります。技術、装備、価格及び提供アクセサリーは変更されることがあります。 現地担当者に問い合わせて、国内で製品を入手できるかどうかを確認してください。

お客様向け情報

レーザブランキング

レーザブランキングとは?TRUMPFのコイル切断加工装置の仕組みとは?金型レスのレーザ切断は、ますます多くの業界で採用されるようになっています。特に大量生産メーカーとロット数が比較的大きいジョブショップ型の加工業者に、高い柔軟性とコスト削減というメリットがもたらされています。

TRUMPF TruMarkマーキングレーザの全一覧
マーキングレーザ

様々なレーザ出力によるTRUMPFのマーキングレーザは、既存のマーキングシステムに追加導入できます。一般的な波長で提供されているこのレーザは、エングレービング、アブレーション、アニーリング、変色や発泡などに適しています。

TRUMPF製品でのレーザーカッティング
レーザカッティング

レーザでは半導体チップでのマイクロメートルレベルの精度が求められるカーフから、板厚30 mmの鋼板での品質切断に至るまで、多種多様な切断作業に対応することができます。

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ご相談窓口(マシン事業部)
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