SortMaster Stationは、すべてのパーツをスクラップスケルトンから分離します。その結果、時間と身体への負担がかかる手動分離工程は過去のものとなります。実際の分離工程の前に、切断最適化システムSortLineが使用されます。これには、パーツの傾倒を防止し、抜きカスやスクラップの細断を最適化するストラテジーが内蔵されています。そのため、衝突やパーツが損傷する可能性がほぼゼロになります。SortMaster Stationがあれば、パーツが形状に関係なく、高いプロセス安定性でフルオートで分離されます。これまでは不自然な姿勢で行われていた危険なスクラップスケルトンハンドリングが、今後は自動で行われることになります。分離したパーツは、ソーティングステーションに供給されます。これにより、搬送経路が短縮され、全体像が把握しやすくなり、ミスが防止され、パーツが掴みやすくなります。その結果、ソーティング時間が50 %節約されます。 

SortMaster Visionの光学式画像検出システムは、分離したパーツをすべて検出し、AIを利用しながらマシンの切断オーダーと照合します。パーツをソーティングして把持するためのストラテジーが、自動的に生み出されます。パーツの位置が分離後にずれていても、パーツが重なり合っていても問題ありません。従って、手間のかかるプログラミングが不要になります。特に、生産個数が少ない場合や多品種生産の場合に時間の節約につながります。パレットのソーティングは、下流工程などの特定のソーティング基準に従って行われます。その結果、日中の生産現場と夜間の無人シフトの全体的な生産性が向上します。市場で比類のないソリューションであるSortMaster Visionは、性能と耐荷重に応じてカスタマイズすることも可能です。プロセス安定性とパーツラインナップの柔軟性の向上に貢献するSortMaster Visionは、ファクトリーオートメーションに向けた次の一歩です。