TruMatic 5000

下降可能ダイがスクラッチフリーのパンチングおよび成形加工を可能にします。位置決めの際に、希望に応じてダイを下降させて、パンチングダイあるいは上昇させたフォーミングダイの両方で、材料がダイに接触しないようにすることができます。

底面に傷がついてはならないデリケートな材料では、ブラシテーブルに下降可能ダイを組み合わせて使用します。

Smart LoadとUnloadは、ローディング・アンローディング時のプロセス安定性の向上に役立ちます。ローディング時には、クランプ内のセンサーが、材料の位置合わせが最適であるかどうかを検出します。最適でない場合は、材料の位置が修正されます。アンローディング時にパーツを確実に排出できなかった場合は、センサーがそのことを検出します。また新型SheetMasterの導入に伴って、パーツを取り出す前の点検も行われるようになっています。その結果、パーツが確実に取り出されるようになります。

SheetMasterのセパレートステーションでは、直接作業時間と並行して材料を予め分離することができます。前の製品をソートした直後に、グリッパーユニットが分離済みの未加工シートをピックアップすることができます。

ツール交換の前、スマートパンチモニタリングはシートに正しく穴が打ち抜かれているかどうかをチェックします。それを通して、マシンがパンチ破損の可能性を早めに検出することで、特に夜間・週末シフトでの不良品が防止されます。

多くのTRUMPFマシンでは、独自のソフトウェアラインナップへの完全な統合が問題なく簡単に実現します。Oseonへの統合やモニタリング・分析ツールとのリンクなど、どの組み合わせにも適切なソリューションが用意されています。OPC UA規格に基づいている当社のインターフェースで、サードパーティのソフトウェアシステムとのリンクも可能です。

材料をパンチングする際は加工品で圧力と引張応力が発生し、材料が変形する可能性があります。機械機能「フラットニングパンチ」とそれに付属するツールを利用すれば、既にパンチングの段階で凹凸を補正することができます。

TruMaticには固体レーザに合わせて、信頼性の高いユニバーサルカッティングユニットが備わっています。このユニットの魅力は、プロセス安定性が向上し、操作が簡単になることにあります。頑強に設計されているため、産業界での日常使用に適しており、高い耐衝突性を有しています。

TRUMPFのMobileControlアプリを使用すれば、お手持ちのタブレットのタッチスクリーンに標準コントロールパネルのユーザーインターフェースが転送されるため、簡単かつフレキシブルにマシンを操作・コントロールすることが可能になります。これにより据付型の操作パネルのほかにもう一つ、機械を監視・制御するための手段が増えることになります。

6 kWのレーザパワーを誇るTruFiberレーザでは、これまで以上の生産性が得られます。固体レーザが高効率と優れたエネルギー収支を保証します。

新型SheetMaster*は、TruMatic 5000に未加工シートをローディングし、製品のアンローディングとソーティングを行います。新型のフレキシブルなグリッパーユニットと別々に制御可能なサクションカップが備わっているSheetMasterでは、形状が単純な部品でも複雑な部品でも巧みに取り出すことができます。そのため、手動介入はほぼ不要です。