各用途に合わせて完璧なレーザーラインを生み出すTRUMPFのビームライン光学系
並外れた細さ、長さと均一性: TRUMPFのビームライン光学系は、円形のレーザー光線から薄いラインを形成し、パワー密度をライン形状全体にわたって均一に配分します。複数のビームライン光学系をモジュール式に組み合わせれば、数平方メートルの広い面積であっても赤外波長のレーザーで加工可能になります。最新のOLEDディスプレイの製造で使用されるレーザーリフトオフ法では、ビームライン光学系は紫外波長のレーザー光線を基板ガラスを通して後方からライン形状に集束します。TRUMPFのビームライン光学系は、TRUMPFのパルス及び連続波固体レーザーと柔軟に組み合わせ可能であり、スペース上及び用途特有の要件にぴたりと合わせることができます。
パワー密度はライン形状全体にわたって、変動率が10 %未満の状態で均一に配分されます。
ビームライン光学系は産業用製造ラインに簡単に統合可能であり、それぞれの用途に合わせて個別に組み合わせることができます。
ビームライン光学系はレーザー光線を人間の髪の毛より細い幅に集束して、高いパワー密度で加工品に当てます。
赤外ビームライン光学系は簡単にモジュール式に組み合わせ可能であるため、長さが数メートルのレーザーラインを生み出すことができます。
建築用ガラス
TRUMPFはSaint-Gobain社及びManz社と共同で、工業生産板ガラスの表面処理用特許技術 (「ラピッドサーマルアニーリング」) を開発しました。このACTILAZ™と命名された工法では、基板ガラス上にある厚さが数マイクロメートルの銀膜が瞬間的に加熱されます。12台の一列に並べられた赤外波長のTRUMPF TruDiskディスクレーザーと、モジュール式に組み合わされた8台の赤外ビームライン光学系から、長さ3.3 m、厚さ100 µm未満のレーザーラインが幅全体にわたって生み出されます。その際のレーザー光線のパワー変動率は10 %未満です。
異常時にはTRUMPFのサービスエキスパートが、リモート接続を介してレーザ装置に主体的に手を加えます。多くの場合、こうして異常を直接解決するか、スペアパーツが届くまで生産を継続できるようにレーザ装置の構成を変更します。このため最大限の可用性を実現できます。
加工光学ヘッド及び光ファイバーは、レーザの冷却水を介して簡単かつ快適に冷却することができます。そのため、別の冷却装置は必要ありません。
国によっては、この製品ラインナップと製品情報が異なる場合があります。技術、装備、価格及び提供アクセサリーは変更されることがあります。 現地担当者に問い合わせて、国内で製品を入手できるかどうかを確認してください。