空冷機能付きTruMark 3000シリーズの革新的なデザインは、そのコンパクトさを特長としています。電源ユニットはスイッチキャビネットの中に簡単に納まります。
オールラウンドなマーキング
TruMark 3000シリーズのレーザは、グリーンとUVの波長で提供されています。これらの波長では主に、ポリマーのほか、銅やアルミニウムなどの非鉄金属のマーキングと加工が可能になります。このレーザは、最大100 kWまでのパルスピーク出力及び高いパルス間安定性を特長としています。そのため、ご自身のアプリケーションで最高の品質とパフォーマンスが常に得られます。モジュール式構造であるため、マーキングレーザはお客様の要件に理想的に適合させることができます。極めて快適: TruMark 3000シリーズは非常にコンパクトであるにも関わらず、レーザヘッドにはソフトウェア制御の焦点調整機能、パイロットレーザ、機械的なビームトラップが統合されています。
優れたビーム質、高いパルス間安定性、高いパルスピーク出力、そして短いパルス。
コンパクトな寸法とモジュール式構造により簡単に統合可能です。
ポリマーのほか、アルミニウムや銅などの非鉄金属に適した各種の波長(グリーンとUV)。
保護等級IP 54、空冷式、電気コンポーネントと光学コンポーネントを厳密に分離。
控えめの出力と高いパルスエネルギーで、さらに生産的に作業を行うことができます。
可変ビーム拡大により、焦点位置を素早く移動可能。
脱色
材料とレーザ波長が最適に調整されていれば、材料内の色素分子を意図的に変色または退色させることができます。表面は滑らかなままです。
アブレーション
アブレーションでは、基質に塗布された色合いが強く異なる多層プラスチックの薄膜層が部分的に除去されます。このプロセスにより、特に自動車産業で使用されている「デイ&ナイトデザイン」が可能になります。
発泡
発泡ではレーザがプラスチックを加熱し、これにより短い溶融プロセスが生じます。後続する冷却プロセス中に小さな気泡が生じ、これらの気泡が入射光を拡散的に反射します。このレーザマーキング方法では、気品のあるマークが生まれます。
TruMark 3230
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レーザパラメーター | |
ビーム品質 (M²) | < 1.2 |
波長 | 532 nm |
パルス繰り返し周波数 | 1 kHz - 100 kHz |
最小焦点直径 | 15 μm 焦点距離が100 mmの場合 |
最大レタリングフィールド | 230 mm x 230 mm 焦点距離が330 mmの場合 |
構成 | |
Abmessungen Laserkopf (B x H x T) | 138 mm x 138 mm x 380 mm |
電源ユニット寸法 (幅 x 高 x 奥) | 445 mm x 465 mm x 420 mm |
設置状況 | |
保護タイプ | IP54 |
周辺温度 | 15 °C - 40 °C |
ダウンロード形式で用意された全製品バリエーションの技術データ。
TruTops Mark
マーキングソフトウェアTruTops Markにより、TruMarkマーキングレーザでのマーキングを非常に簡単に行うことができます。TruTops Markのプログラムには、マーキングソフトウェア、CADエディタ、レーザパラメーターとインターフェースの管理、QuickFlowによるシーケンスプログラミングおよび診断ツールが含まれています。直観的なユーザインターフェースから全ての機能を操作することができます。CADエディタでは、図形要素を簡単に描画および配置することができます。レーザパラメーター用データベースにより、最適なパラメーターを何回でも繰り返し使用することができます。QuickFlowのシーケンスプログラミングで「ピック・アンド・ドロップ」プログラムを作成すれば、最初から最後までマーキングサイクル全体を制御することができます。診断ツールは、センサーにより検出されたアナログ測定値の可視化と分析を行います。
TruMark 3000シリーズ向けに用意されているその他のオプションにより、生産プロセスの最適化が実現し、使いやすさが向上します。
TRUMPFの画像処理システムVisionLineにより、プロセスの安全性が高まります。VisionLineが部品の位置を検出することで、位置の正しいマーキングが保証されます。マーキングされたコードの読み取りと点検も可能です。モジュール構造になっているため、様々な状況に対応可能です。カメラがスキャナーレンズを通して監視する場合でも、カメラが側面に設置されている場合でも、使用するカメラが1台の場合でも2台の場合でも、全く問題ありません。
パイロットレーザでは、マーク内容をレーザダイオードを介して赤色可視光でシミュレートすることができます。これにより前もってマーキング結果をイメージでき、より簡単に部品をマーキングフィールドに配置することができるようになります。
フォーカスファインダは、各アプリケーションに合わせて正確な作業距離を手動設定する際の視覚的なサポートとなります。これは様々な結像光学系で使用することができます。
レーザの機械または生産ラインへ簡単に統合できるかどうかは、インタフェース次第であると言えます。TruMark 3000シリーズのレーザは、ProfiBus/PROFINET/EtherCATネットワークに接続し、それらを介して制御することができます。さらに外部装置の接続やお客様側の自動化技術の統合も可能です。インタフェース拡張IOEにより、外部機器の接続ならびに自動化技術へのレーザ統合を目的として、追加のデジタル入力と出力それぞれ16点、デジタル高速入力と出力をそれぞれ8点を使用できます。
TruMarkシリーズの全波長用に、焦点距離の異なる多数の結像光学系が用意されています。各アプリケーションに応じて、波長と焦点サイズの最適な組み合わせを選択することができます。
異常時にはTRUMPFのサービスエキスパートが、確実なリモート接続を介してレーザ装置に主体的に手を加えます。多くの場合、こうして異常を直接解決するか、スペアパーツが届くまで生産を継続できるようにレーザ装置の構成を変更します。
操作パッケージにはモニターとマウス付きキーボードが含まれます。これらはレーザマーキングの要件に合わせて最適に設計されています。
加工品サイズやアプリケーションの複雑さに応じて、ワークステーションポートフォリオから正しいバリエーションを選択することができます。その中には、非常に大型の部品用の小さくコンパクトなマーキングステーションや設備も含まれています。その他にも、自動化に関する様々なオプションを使用することができます。
国によっては、この製品ラインナップと製品情報が異なる場合があります。技術、装備、価格及び提供アクセサリーは変更されることがあります。 現地担当者に問い合わせて、国内で製品を入手できるかどうかを確認してください。