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TruDisk 1020
TruDisk 1020
ディスクレーザ

グリーンの波長を持つTruDisk

グリーンレーザーによる加工

TRUMPFディッツィンゲン工場の上空にそびえ立つグリーンのショー用レーザ
TRUMPFディッツィンゲン工場の上空にそびえ立つグリーンのショー用レーザ
ディスクレーザ

グリーンの波長を持つTruDisk

グリーンレーザーによる加工

TRUMPF-TruDisk-グリーン-レーザ-製品-イメージ
TRUMPF-TruDisk-グリーン-レーザ-製品-イメージ
ディスクレーザ

グリーンの波長を持つTruDisk

TruDiskのグリーンのCWレーザーでは、銅で最高品質の線状溶接シームを、スパッターの発生をほぼゼロに抑えながら高い再現性で生み出すことができます。

TRUMPF-TruDisk-3022-製品-イメージ
TRUMPF-TruDisk-3022-製品-イメージ
ディスクレーザ

グリーンの波長を持つTruDisk

高反射材の溶接をより一層高いレーザ出力で行えるようになりました。TruDisk 3022を使用すれば、最大3 kWのレーザ出力が得られます。

銅溶接用のグリーンレーザー光

グリーンの波長では、材料表面の特性に左右されることなく、銅やその他の高反射材を効率的かつ高品質に、しかも極めて生産的に溶接することができます。スパッターの発生は最小限に抑えられます。同時に、最大限の再現性というメリットも得られます。スポット溶接であれシーム溶接であれ、グリーンレーザー光では熱伝導溶接と溶接深さが一定の深溶け込み溶接が確実に実現します。さらにTRUMPFでは、定評のあるTruDiskディスクレーザー技術、複数の光ファイバーレーザー出力箇所、加工光学ヘッドと高度なセンサーに基づいたフルパッケージが調節済みで提供されることもユーザーにとっての利点です。

最高品質

グリーンレーザーがスパッターの発生がごくわずかな高品質銅溶接の基礎となります。

どのような表面特性にも対応

研磨、酸化処理や研削などの銅表面処理方法の種類を問わず、グリーンのレーザ光により卓越した仕上がりが常に得られます。

最高のフレキシビリティー - CWまたはパルス

グリーンのレーザー光であっても、パルスレーザー又はCWレーザーから選択して、自分の要件に最適に合わせることができます。

最大限の再現性

安定した熱伝導溶接と溶接深さが一定の深溶け込み溶接からメリットが得られます。

長い耐用性と高い信頼度

弊社のIR TruDiskレーザーの特徴は、耐用性が長いことと堅牢であることです。グリーンの波長を持つTruDiskレーザーでも100%の信頼性を得ることができます。

最小限の入熱量

銅への入熱量がわずかであるため、部品の歪みが最小限に抑えられるというメリットが得られ、周辺のプラスチックコンポーネントの変形が防止されます。

レーザー技術を採用した完璧な銅溶接に関する製品ポートフォリオをご覧ください。深溶け込み溶接に特化したTruDisk 1020とスポット溶接に対応したTruDisk Pulse 221および421
TruDisk 1020では、高反射材の熱伝導溶接と深溶け込み溶接が卓越した品質と高い送り速度で実現します。
特に銅の深溶け込み溶接では、大量のスパッターが発生するケースが頻繁にあります。ですがTruDisk Pulse 421ではその心配がありません。どのような表面特性であっても、クリーンで高品質の仕上がりが得られます。
最高の銅への吸収率
最適な吸収率

グリーンの波長は銅に極めて吸収されやすい特性を持っており、室温での吸収率は赤外線の6倍にもなります。従って、グリーンの波長を持つTruDiskを使用すれば、銅を安定性が極めて高い状態でスパッターの発生をほぼゼロに抑えながら溶接することが可能になります。その際には、溶接シームと溶接した部品自体の品質に対する最高レベルの要件が満たされます。

グリーンの波長を持つTruDisk、銅溶接
TruDisk 3022

レーザー出力が3 kWのディスクレーザーTruDisk 3022は、グリーンの波長では現時点で最高の出力を誇るレーザーです。それと同時に、ビーム品質が8 mm*mradと高く、レーザ出力箇所が最大2つあることも、ユーザーにとってのメリットです。CWレーザーは、安定した熱伝導溶接と溶接深さが一定の深溶け込み溶接を実現する上で最適です。しかも送り速度が高く、表面特性に左右されることが全くありません。

TruDisk Pulse

高出力パルスレーザTruDisk Pulseで、銅などの高反射材料を効率的に溶接することができます。吸収率が最適であり、4 kWの高いパルスピーク出力とミリ秒レベルのパルス時間が両立しているため、スポット溶接及び短いシーム溶接で比類のない加工結果が得られます。

グリーンの波長を持つTruDisk
定評のあるディスクレーザー技術

TRUMPFのTruDiskレーザーは、安定性、信頼性と工業用途での適性に極めて優れています。グリーン周波を持つTruDiskレーザーには、TruDisk IRレーザーと同じポンプモジュールが採用されています。従って、耐用年数を通して安定したレーザー出力が保証されています。TRUMPFはレーザー、光ファイバー、焦点合わせ光学ユニットとセンサーから成るフルパッケージを、グリーン波長向けに開発してテストした上で提供しています

スパッターがほぼ発生せず安定した銅溶接

グリーン波長のTruDiskレーザーは、高生産性を持つスキャン付き装置にも適しています 高品質のレーザー光線により、作業距離が大きくスキャンフィールドが広いスキャナーにもご使用できます。TRUMPFはレーザー、光ファイバー、焦点合わせ光学ユニットとセンサーから成るフルパッケージを、グリーン波長向けに調整し提供しています

TruDisk 2021による銅フィルムの熱伝導溶接

TruDisk 2021による銅フィルムの熱伝導溶接

TruDisk 2021は銅フィルムと薄い銅板の熱伝導溶接を高い送り速度で確実に行う工程に最適です。この画像には、送り速度10 m/minでの溶接で生み出された表ビードとシームの研磨断面が写っています。

グリーンの波長を持つTruDisk、ダイレクトカッパーボンド (DCB)

ダイレクトカッパーボンド (DCB)

グリーンの波長を持つTruDiskは薄い材料も、下部構造に影響を与えることなく溶接します。この利点を活用して、例えば基板上にある銅導体路に、その下にあるセラミックを損傷することなく、テープやワイヤを使用して接触することができます。

Placeholder

バッテリー多層箔の溶接

TruDisk 2021を使用すれば、100枚の銅箔から成るバッテリー多層箔を溶接することができます。均一な継目表面が得られるほか、プロセス速度が高いため入熱量もごくわずかに抑えられます。左図には、ドロスのない均一な表面ビードが表示されています。右のカット断面には、接合断面積が広くピットのない接合部が表示されています。

TRUMPF-TruDisk-3022-3D-プリント

純銅、銅合金と貴金属の3Dプリント

グリーンのレーザ光と積層造形システムを巧みに組み合わせることで、安定した純銅の3Dプリントを実現し、銅合金又は貴金属を高い生産性で加工できるようになります。3Dプリントした銅インダクタの電気伝導率も、3Dプリントしたトランジスタクーラーの熱伝導率も、従来の銅と同一レベルに達します。また、アプリケーションの密度と表面粗度でも卓越した値が得られます。TRUMPFのTruPrint 1000 Green Editionでは、TruPrint 1000とTruDisk 1020の魅力が組み合わされています。

グリーンの波長を持つTruDisk、様々な表面の溶接

様々な表面

グリーンの波長を持つTruDiskでは、515 nmの波長の効果でプロセスの安定度が高まるため、銅の溶接が表面特性に左右されることなく一定品質で実現し、生産において高い加工安定性が保証されます。しかも、表面特性をサンドブラストや錫めっきなどの方法で均一化する準備作業は、多くの場合必要ありません。

レーザ溶接された電気接点

TruDisk Pulseでは、デリケートな電子部品であっても確実に溶接することができます。赤外レーザと比較して、グリーンの波長ではスパッタを95 %以上削減することが可能です。これにより、短絡とそれに伴う部品の故障が効果的に防止されます。

レーザパラメーター          
レーザパワー 200 W 1 400 W 1 1000 W 1 2000 W 1 3000 W 1
一定の周辺温度での 8 時間以上の公称出力での出力恒常性タイプ - - ± 0.5 % ± 0.5 % ± 0.5 %
一定の周辺温度での 8 時間以上の公称出力での最大出力恒常性 - - ± 1 % ± 1 % ± 1 %
連続的に調整可能な出力範囲 - - 30 W アクティブパワーコントロール 60 W - 2000 W アクティブパワーコントロール 90 W - 3000 W アクティブパワーコントロール
LLK 長さ 10 mの場合の最大パルスピーク出力 2 kW 4 kW - - -
LLKの長さ 10 mの場合の最大パルスエネルギー 20 J 40 J - - -
最大デューティ比 10 % 10 % - - -
調節可能なパルス時間 0.3 ms - 50 ms 0.3 ms - 50 ms - - -
LLKへの入力におけるビーム品質 4 mm▪mrad 4 mm▪mrad 2 mm▪mrad 4 mm▪mrad 6 mm▪mrad
ビーム開口数 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1
波長 515 nm 515 nm 515 nm 515 nm 515 nm
レーザ光ケーブル最小直径 100 μm 100 μm 50 μm 100 μm 150 μm
構成          
1340 mm 1340 mm 1340 mm 1340 mm 1340 mm
高さ 1430 mm 1430 mm 1430 mm 1430 mm 1430 mm
深さ 725 mm 725 mm 725 mm 725 mm 725 mm
最大レーザ光ケーブル数 2 2 2 2 2
設置状況          
保護タイプ IP54 IP54 IP54 IP54 IP54
周辺温度 10 °C - 50 °C 10 °C - 50 °C 10 °C - 50 °C 10 °C - 50 °C 10 °C - 50 °C

TruControl

TruControlは、迅速で簡単な操作を可能にするTRUMPF固体レーザ向けの制御ソフトウェアです。パルス波形は個々のアプリケーションに合わせてプログラミングすることができます。レーザ出力はリアルタイムで制御され、加工結果は極めて高い再現性が保証されます。オプションのデータ保管モジュールには、品質に関連する全データを記録するため、生産製品の重要な品質データを長年経過した後も追跡することができます。

外部コントローラがある場合、TruControlは一般的なインタフェースを介してそれらと通信します。入力は操作パネルのタッチスクリーン又はパネルPCを介して行われます。イーサネットを介してレーザ装置をネットワークに組み込み、複数のPCを接続することが可能です。

アクティブレーザ出力制御

マニュアル制御に代わり、グリーンの波長を持つTruDiskの出力をリアルタイムで制御することが可能です。アクティブレーザ出力制御がレーザ出力を誤差+/- 1 %の範囲内に安定させることで、プロセスは周辺環境の変化に影響されることなく一定に保たれます。レーザの使用期間中すべてにおいて、市場で最高とされる出力安定性が保たれます。

豊富なインタフェースにより簡単に統合可能

TruDiskレーザを機械または生産ラインに設置する時には、インタフェースが大きな役割を果たします。そのためTRUMPF固体レーザでは、あらゆる一般的なフィールドバスシステムに対応するインタフェースを提供しています。その他の入手可能な装備: リアルタイムインタフェース、パラレルデジタルI/O、プロセスセンサー用インタフェース、OPC UA ソフトウェアインタフェース、アナログ入力カード、高度なTRUMPF光学ユニット用インタフェース。

リモートサービス

異常時にはTRUMPFのサービスエキスパートが、リモート接続を介してレーザ装置に主体的に手を加えます。多くの場合、こうして異常を直接解決するか、スペアパーツが届くまで生産を継続できるようにレーザ装置の構成を変更します。このため最大限の可用性を実現できます。

TruDiodeと併用可能な固定光学系
加工光学ヘッド/光ファイバーの冷却

加工光学ヘッド及び光ファイバーは、レーザの冷却水を介して簡単かつ快適に冷却することができます。そのため、別の冷却装置は必要ありません。

高度に制御された加工品

独自のインタフェースを介して、高度な光学ユニットをレーザ装置と同期化することができます。それにより、スキャナー光学系PFOなどを、用途に合わせて最適に利用することができます。加工光学ヘッドのプログラミングは、レーザ制御ユニットを介して快適に行うことができます。PCやコントローラを追加する必要はありません。

TRUMPFレーザーネットワーク

レーザネットワークに、それぞれ最大2つのワークステーションを持つ単一又は複数のレーザを結合することができます。その際レーザは出力を複数のステーションに分割するか、交互に各ステーションにフル出力を供給します。その結果、溶接やカッティングなどの異なるアプリケーションを相互に組み合わせることも可能になります。

グリーンの波長を持つTruDisk、フレキシブルな統合型ビームガイド
フレキシブルな統合型ビームガイド

レーザでのフレキシブルな設計ができるように、ビームガイドは多くの選択肢が用意されています。プラグ&プレイにより、光ファイバーを様々なワークステーションに極めて簡単に接続することができます。その際には、最大2つある光ファイバー接続口の数を選択します。レーザ出力は柔軟に照射口に分配することができます。こうして、複数のワークステーションでレーザ出力が分割された状態で同時に稼働するか、順々に100%のレーザ出力で稼働することになります。

Weld Assist

データベースWeldAssistでは、様々な材質と焦点直径用の溶接パラメータが提供されています。これにより、レーザーアプリケーションの変更が頻繁に行われる場合でも簡単にセットアップできるようになります。

画像処理

TRUMPFの画像処理VisionLineは部品の特徴を検出し、確実に正しい場所を溶接するようにします。

画像処理システム、VisionLine Basic
VisionLine Basic

レーザの焦点にレチクルが設けられているデジタルカメラ画像は、加工品の観察やティーチングの際のサポートとなります。

VisionLine Detectによる特徴検出
VisionLine Detect

特徴認識により、画像処理プログラムを簡単に製造プロセスに統合できるようになります。

VisionLine Project
VisionLine Project

TRUMPFの追加サービスパッケージでは、複雑な画像処理タスク向けのコンプリートソリューションを提供しています。

TRUMPFでは、レーザから加工品に至るまで、ビームガイドに必要となるあらゆるコンポーネントを提供しています。この他、様々な焦点合わせ光学ユニットも提供してしており、これらの光学部品の精度と信頼性は長年にわたり産業分野で実証されています。光学ユニットは、スタンドアロン型加工ステーションあるいは生産ライン内のどちらにも簡単に統合することができます。そのモジュール式構造により、光学ユニットはレーザタイプ及び様々な加工状況に適合させることができます。

焦点合わせ光学ユニット

グリーンの波長によるCWレーザー溶接であれパルスレーザー溶接であれ、TRUMPFの堅牢な焦点合わせ光学ユニットにより、高品質の加工結果を確実に得ることができます!

固体レーザによる溶接用の焦点合わせ光学ユニットBEO D35
BEO D35

切断と溶接に多種多様に使用可能で、キロワット範囲にまで対応可能。

観察用カメラ、クロスジェットとリニアノズルを搭載した焦点合わせ光学ユニットBEO D70
BEO D70

長い作業距離と小さい焦点直径を両立

スキャナー光学系

リモート加工に理想的な光学ユニット

Programmierbare Fokussieroptik PFO 20
PFO 20

Schweißen und Bohren mit der programmierbaren Fokussieroptik PFO

PFO 33

レーザ出力最大12kwまでのアプリケーション用

国によっては、この製品ラインナップと製品情報が異なる場合があります。技術、装備、価格及び提供アクセサリーは変更されることがあります。 現地担当者に問い合わせて、国内で製品を入手できるかどうかを確認してください。

脚注
  • 加工品でのレーザパワーは、光学系の設定によって公称出力と異なることがあります。

数kW範囲でのグリーンレーザーによる銅溶接

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お客様向け情報

TruDiskの光学ユニット
ディスクレーザ

髪の毛の直径ほどの微細な穴あけから、船舶用パネルの溶接に至るまで、マーケットリーダーであるTRUMPFのディスクレーザは、世界中で何万台もの導入実績があり、最高の品質とレーザの信頼性を印象付けています。

レーザメタルフュージョン (LMF)

粉末床レーザ溶融ではCADモデルに基づいて、レーザが金属粉末を溶かしながら一層毎に部品を製造します。

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