課題

板金加工と仮設型電力供給事業を開始してから8年後、Trystarの生産設備は時代の進化についていけなくなっていました。「間もなくして、旧式マシンの性能と寿命が製品ラインナップの拡張と制御盤のサイズ拡大に対応仕切れなくなり、限界に達してしまったのです。投資する必要性に迫られました」とジム・コバーグ工場操業担当副社長は説明しています。同じことが旧式の溶接ロボットにも当てはまりました。「旧式システムは作業精度が低く、高価で、軟鋼製製品にしか適していませんでした」とブライアン・エイマッカー購買調達部長は説明しています。

解決策

TrystarはSheetMasterを装備したTruPunch 5000に投資しました。14倍の生産能力という言葉は、最初は少々誇張し過ぎているように受け止められましたが、エンジニアはそれに納得して、新製品を開発することができました。同社ではTruPunch 5000を使用して、ハウジングにルーバー、パンチング、ねじ穴、スリット、ヒンジと補強用ローラービーディングを施しています。 Trystarでは溶接ロボットの代わりに、TruLaser Robot 5020タイプのレーザセルを導入しました。「これで生産速度が20倍になり、以前より大幅に高い品質が得られるようになっています」とエイマッカー部長は述べています。配電部品の溶接は以前は1時間かかっていましたが、今ではわずか3分半になっています。「能力の向上に伴い、市場で非常にスピーディに活動できるようになっているため、売上も伸びています」とダールCEOは強調しています。

実行

「TRUMPFマシンを購入した理由は、それを使いこなせるようになるという感触があったからですが、本来のメリットは、TRUMPFの装置だけを購入したことで、シームレスな生産ラインを自動的に構築できた点にあります。各システムは巧みに設計されており、簡単に統合して、上手く相互調整できるようになっています」とダールCEOは述べています。最新のマシン技術も好評を得ています。「どの従業員も、世界最高のマシンで作業できることにとても大きな誇りを感じています。」

展望

Trystarの製品はほぼあらゆるところで使用されています。Trystarの移動型電力供給ソリューションは、バトンルージュの洪水の被害者にも、森林火災や嵐などの自然災害に見舞われた地域の住民にも役立っています。「要件が様々であるため、独創的で、短期間で製造可能な柔軟なソリューションが必要になりますが、TRUMPFマシンのおかげでその要望に対応できるようになっています」とエイマッカー部長は語り、「一貫性のあるプラットフォームとTruTopsソフトウェアは、上述した技術の最適なリンクに役立ち、最高の結果につながっています」と付け加えています。