課題
1988年、PT Makはインドネシアのジョグジャカルタでマシン3台の小さな板金加工業者として事業を開始し、何とかやりくりしてきました。ブントロ・スティオムルヨ取締役は最初の数年間をこう思い起こしています。「画期的なアイディアがなかったため、競争を勝ち抜いて固定客を獲得することができませんでした。」PT Mak Internationalは学校のロッカーなどのシンプルな製品に特化していましたが、それはあまり多くの利益を生み出しませんでした。「我慢が必要でした。」 スティオムルヨ取締役は何とか持ちこたえながら、成長の可能性がある製品を探し続けました。「そして病院用ベッドに行き当たったのです。世界人口は増加しているので、ニーズも高まるはずだと考えました。」同社は製造に必要な能力を拡大して生産だけに集中して、販売とマーケティングは経験豊富なパートナーに任せることにしました。PT Makがこの戦略で業界をリードする地位を獲得し、従業員数が800人に達した時、スティオムルヨ取締役は自社の優位性を拡大する方法について考えを巡らせました。