課題
カスタマイズ型の革新的な水栓機器デザインの開発での主要な課題は、世界中で定評のあるGROHE品質を維持しながら、3D金属プリントへの生産に移行することでした。そこで主眼が置かれたのは水を清潔に保つことであり、使用する粉末素材には飲料水政令に適合することと、積層造形に適した品質であることが求められました。それに加えて、既に製造前に熱変形を考慮する必要性も生じました。また、表面に対する要件が高いため、後処理が必要になる状況を最低限に抑えることも求められました。
解決策
GROHEのデザイン/開発チームは何年にもわたって3D金属プリントに取り組み、同技術と材料認定について膨大な専門知識を積み上げました。そして最終的に2018年1月に、TRUMPFの中型機TruPrint 3000を2台購入し、浴室機器の開発に向けて、GROHEブランドで認定されている金属粉末に適した特殊製法による独自のプロセスを生み出しました。飲料水としての許可が必要なことに関して、GROHEはこの製法で独自の特許を取得しました。