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銅のレーザマーキング

レーザによる銅の確実なマーキングとエングレービング

銅なしで存在できる業界はありません。この準貴金属は電気伝導率と熱伝導率が極めて高く、加工しやすく、しかも長寿命です。ですが、銅のレーザマーキングは非常に困難です。なぜならば、高反射性で光線をほとんど吸収しない性質を持つ銅は、レーザにとって要件の高い材質だからです。そうではありますが、シリアル番号、データマトリックスコードやその他のマーキングを銅コンポーネントに施す際に、ユーザーがレーザマーキングのメリットを断念する必要はありません。 

反射性が高いため、銅はレーザ光をほとんど吸収しません。多くのメーカーのレーザは、銅コンポーネントにしっかり入り込みません。品質と耐性が極めて高いマーキングを銅に施すには、レーザ出力を小さい面に収束することが必要になります。プロセスで限界点を超えるには高いパルスピーク出力を有するレーザパルスが必要ですが、TRUMPF製品にはそれが備わっています。

多才なレーザマーキング

精緻な、又は深いエングレービングでも、暗色のマーキングでも、レーザを使用すればそれらすべてが銅でも実現します。

耐性の高いレーザマーキング

レーザでマーキングしたシリアル番号、データマトリックスコードやロゴは長持ちします。

パーツ完成までの時間が短縮

マーキングレーザはコンポーネントでクリーニングや研磨などの準備も行います。そのため時間が節約されます。

材料、環境と懐に優しいレーザ

有害な消耗材の使用、摩耗の発生や大量のエネルギーが必要になることは、 マーキングレーザではあり得ません。

銅のレーザマーキングの用途

銅のレーザマーキングに適したTRUMPF製品

TruMark 5000シリーズ、コンパクトなレーザヘッドでフレキシブルかつ生産的
TruMark 5000シリーズ: パルス周波数が決め手

TruMark 5000シリーズは銅のディープエングレービング、マイクロストラクチャリングと表面加工に最適です。パルス周波数が高い場合でも高いパルスピーク出力を可能にするパルス幅が利用可能です。そのためユーザーはパルス幅とパルス周波数が異なるサイクル同士の間で中断することなく、銅コンポーネントを連続して加工することができます。その結果、銅のマーキングで希望通りの品質が遅延なしで得られます。

TRUMPFマーキングレーザ TruMicro Mark 2000シリーズ
TruMicro Mark: 極めて高い要件に対応可能

熱伝導率と反射性が高い銅などの材料では特に、超短パルスレーザが非常に大きな威力を発揮します。数ピコ/フェムト秒のパルスで高いパルスピーク出力が得られるため、高い加工品質とプロセス安定性が実現します。この極めて短いパルス幅での材料加工は、冷間加工とも呼ばれます。加工する箇所の周囲に熱が加わることがないためです。

TruPulse nano

パルス幅とパルス周波数が柔軟で、スキャン時間が短いTruPulse nanoでは、様々な種類の銅で高品質のマーキングが得られます。しかもレーザは材質に応じて、白色、茶色とオレンジ色のマーキングをあらゆる明度で施すことができます。この工法ではスキャン速度が非常に高いため、総加工時間が短くなります。

お客様向け情報

TRUMPF TruMarkマーキングレーザの全一覧
マーキングレーザ

様々なレーザ出力によるTRUMPFのマーキングレーザは、既存のマーキングシステムに追加導入できます。一般的な波長で提供されているこのレーザは、エングレービング、アブレーション、アニーリング、変色や発泡などに適しています。

銅溶接

非接触式のツールであるレーザーを使用すれば、完全に再現可能かつ高い電気伝導率を備えた強度の高い銅接合が可能になります。

TRUMPF製品によるレーザーマーキング
レーザマーキング

レーザは先進的なマーキングツールとして、多数の業界で数字、テキストやコードなどを非接触式に摩耗なしでマーキングしています。

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